生理が遅れる原因や来ない原因と対処方法

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生理が遅れる原因や来ない原因と対処方法

予定日を過ぎているのに生理がこない。妊娠反応は陰性なのに。とっても不安になりますよね。生理が遅れる原因をお話しします。

生理が遅れる原因はホルモンバランスの乱れ

生理周期は、2つのホルモンの動きによって決まります。その2つとは、黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)です。この2つのホルモンの分泌が、何らかの理由によって乱れると、生理の遅れにつながります。では、ホルモンの分泌はどんなときに乱れるのでしょうか。

ストレスで生理が来ない

ストレスがたまると、排卵が遅れることがあります。ストレスがたまると、自律神経が乱れます。すると、排卵に大きく関わっている脳の、視床下部と脳下垂体が影響を受け、排卵が正常に起こらなくなるのです。通常、生理は排卵後14日程度できますので、排卵が遅れると、生理も遅れることになります。

●睡眠不足や
睡眠不足の場合も、自律神経が乱れます。これもホルモン等に影響を与えてしまいます。生理が規則正しくくるためには、規則正しい睡眠リズムも必要です。

しっかり睡眠をとることでホルモンバランスや自律神経を整える事ができます。

運動不足や運動のしすぎで生理が遅れる

女性ホルモンは、脂肪に吸収される性質があります。運動せずに、筋肉が減り脂肪が増えると、ホルモン量に影響します。

運動不足とは逆に、激しすぎる運動も、女性ホルモンのバランスを乱すことがあります。適度な運動量を心掛けましょう。

偏った食生活を見なおして女性ホルモンバランスを整える

甘い物や油物を多く摂り、野菜を食べない生活をしていると、ビタミン・ミネラル不足などで、ホルモンバランスが崩れます。また、過度な食事制限でダイエットなどをすると、栄養不足でホルモンのバランスが崩れます。ひどいときには、生理が遅れるだけでなく、止まってしまうこともあります。

●薬の副作用で生理が遅れることも医者に相談

抗うつ薬、ピル、風邪薬、吐き気止め、胃薬などの副作用によっても、ホルモンの分泌が乱れ、生理が遅れることがあります。医者からの処方ではなく、市販薬を使用している場合は特に注意が必要です。

市販薬を薬局で買っている場合は、薬局の薬剤師さんに相談してみましょう。


血行不良で冷え性の人は生理が来ない原因にも

運動不足などによって、血行が悪くなると、子宮や卵巣の働きが低下してしまいます。
また、体の冷えなども、血行を悪くする原因です。湯に浸かる、温かい飲み物を飲む、露出の少ない服を着る、などして、体を冷やさないように心掛けることが大切です。

「女性の体に冷えは大敵」と言われるゆえんです。冷えのある人は、生理痛がひどくなる傾向にあり、また夏よりも冬の方が生理が重くなると言われています。

腹巻きをしたり、生姜湯を飲んだり、薬用養命酒などを飲むことで、冷え性改善を目指しましょう。

性交渉でゴムなどをつけていない場合は想像妊娠も

想像妊娠とは、妊娠していないのに妊娠の初期症状が出る、心身症の一種です。早く妊娠したいと焦っていたり、逆に絶対妊娠したくないと思っていたり、過去に流産経験があるなど、妊娠に関するストレスを抱えている人が、想像妊娠になりやすいと言われています。

生理の遅れの他にも、おりものが増えたり、つわりや、乳房が張るなどの症状が出ます。尿検査や、エコーの検査などで、妊娠していないことが判明すると、治まることが多いですが、本人が納得しない場合は、持続してしまうこともあります。

3ヶ月以上生理がない場合は無月経状態

3か月以上生理が来ていない状態を、無月経と言います。無月経の原因には、以下のようなものがあります。

多のう胞性卵巣症候群

男性ホルモンのアンドロゲンが多くなった結果、卵巣の中に卵胞が多くできて、卵巣が大きくなってしまい、排卵ができなくなってしまう症状です。生理不順の他、不妊、肥満、多毛、にきび、黄体機能不全などを引き起こします。

拒食症

拒食症とは摂食障害の一つで、ストレスやダイエットがきっかけで、食べ物を受け付けなくなる症状のことです。食べずに栄養が不足し、体重が減っていくと、人間の体はエネルギーを生命の維持に、優先的に使うようになります。その結果、脳の防衛本能により、生殖機能が停止します。

無月経・乳汁漏出症候群

赤ちゃんに母乳を出すときには、プロラクチンというホルモンが働いています。プロラクチンには、生理を止める力もあります。妊娠・出産していないのに、プロラクチンが多量に分泌されてしまい、母乳が出て、生理が止まってしまう症状を、無月経・乳汁症候群と言います。

甲状腺異常

甲状腺機能が低下すると、甲状腺を働かせようとするホルモンが放出されますが、そのホルモンには、プロラクチンを多く出す作用があるため、結果的に、上記の無月経・乳汁漏出症候群になってしまいます。

早発閉経や早発卵巣不全で生理が来なくなる

本来閉経するには早い、20~30代で閉経することを、早発閉経と言います。この病気の初期症状として、生理が遅れたり、無月経の症状が出ます。閉経してしまうと、若くても妊娠できなくなってしまうため、早く受診することが大切です。

まとめ生理が遅れる原因や来ない原因と対処方法

このように、生理が遅れる原因には、様々な要因が考えられます。後半で説明しましたように、生理が遅れる原因には、放っておくと取り返しがつかなくなる病気が起因していることも多々あります。

生理不順に気づいた時点で、とにかく婦人科を受診することをお勧めします。ストレスが大きく原因しているなと思われる場合は、精神科などの受診も必要になってきます。漢方に頼って、体質改善してみるのもいいですね。

同時に、生活に乱れがあるなと思う人は、これを機に、規則正しい生活を心がけましょう。