PMSの症状その原因と対策これで生理前のイライラを改善

スポンサーリンク

生理前のイライラ月経前症候群PMSの症状その原因と対処法

生理前になると何となく苛々する、甘いものが無性に食べたくなる、情緒不安定になってしまう…これらは女性なら誰しも少なからず経験したことがある症状ではないでしょうか。

こんな症状が酷くなって仕事やプライベートに支障が出るような場合は、月経前症候群(PMS)かもしれません。

ここでは女性にとって身近な月経前症候群(PMS)についてご説明しています。

月経前症候群PMSとは

月経前症候群とは“Premenstrual Syndrome”という英語の略称で、症状としては生理の始まる高温期の3~10日前から様々な不調が起こるものを指しています。多くの女性は生理が始まると自然と症状が無くなるのも一つの特徴です。

PMSはまだあまり認知されていない名称なので、とても体調や気持ち的に辛くても毎月生理前にイライラして辛く苦しんでいる女性も少なくありません。

また身体的・精神的に表れる症状には個人差があり、生理前に自覚症状があってもこのPMSの名称の正確な認知度は約40%程度だと言われています。

PMSは女性が初潮を迎えてから生理のサイクルが安定するまでは比較的症状が表れ難く、女性として身体的に成熟する「性成熟期」と呼ばれる18歳から更年期を迎える45歳位までに、最も顕著に表れます。特に症状が強く出やすいのは30代と考えられており、PMSは別名30代中期症候群と呼ばれています。

月経前症候群PMSの主な症状と原因

PMSの症状は約200種類以上と言われますが、その中でも特に多く聞かれる生理前のイライラする症状は、生理痛にも似た下腹部の痛みやめまい、吐き気や便秘などの身体的な不調から、情緒不安定になる、集中力の低下、不眠や過食などの精神的な不調まで本当に様々です。

これらの症状は女性ならば誰しもが多少なりとも感じた事のあるものなので、PMSかどうかの診断は、主に日常生活にどの程度影響が出ているのかを問診を中心に判断されます。

特に極端に症状が強く出てしまい日常生活に支障をもたらす場合は、PMSであると診断されます。

このPMSの原因は未だハッキリとは確定されていませんが、生理前の高温期に起こる黄体ホルモンと卵胞ホルモンの分泌量の急激な変化によるホルモンバランスの乱れではないかと考えられています。

ホルモンは人間の体に大きな影響を及ぼしています。特にホルモンが脳内物質「セニトロン」の分泌を低下させると、情緒不安定になりやすく、うつ症状を誘発しやすくなります。また生理前は血糖値が上がりやすくなるので、血糖値を下げるホルモンのインスリンがより必要とします。

その為生理前は普段よりも甘いものが食べたくなったり食欲が増加する傾向にあります。

月経前症候群の対策

自分でもハッキリと自覚していない内に何となく毎月生理前の辛い症状が出てしまう事が多いので、基礎体温を付けるなどして自分の生理のサイクルを把握する事も大切です。

日常生活を送る上で不調が原因で仕事に行けない、プライベートにも大きな支障を来してしまうようならば婦人科を受診して薬などを処方して貰う事も可能です。

この場合PMSに直接作用する治療薬や、頭痛などの特定の症状にだけ効く医薬品をその時にだけ服用する場合等、一度きちんと月経前症候群かどうか病院で診てもらう事でより的確な治療を受ける事が出来ます。

ピルを飲んでホルモンバランスの乱れを治すPMSの治療方法

例えば婦人科で処方してもらえる低用量ピルを服用する事で、ホルモンバランスの乱れが少なくなりPMSの症状が軽減されることが期待できます。費用も一ヶ月分で約2000円から3000円程度です。

ただ、辛いのを無理して我慢する必要はありませんが、薬に頼ってばかりでは体の為にも良くありません。自分でも出来る対処法を見つけて実践する事で、これまでよりも楽に過ごせる事もあります。

生活リズムと自律神経を整えて生理前のイライラを防ぐ

PMSの症状が酷くなる時期には大切な予定を詰め過ぎない、睡眠をしっかりととって疲れを溜めない、リラックスを心がけるなど無理のない範囲出来る対策を講じると良いでしょう。

またホルモンバランスが症状に大きく影響をもたらすので、食生活に気を付ける事もPMS対策としては大変有効です。

情緒不安定になりやすい場合、生理前は特に血糖値が下がりやすくイライラしやすくなるので、その対処法として食事の取り方に気を付けると良いでしょう。

特に急激に血糖値を上げるような単一淡水化合物を避け、緩やかに血糖値を上げる働きのある複合炭水化物を中心に摂るように心がけるとイライラしにくくなります。

その為ケーキなどの糖分の多い物を控え、豆やイモ類などの穀物を意識して食事に摂りいれる事が大切です。食事も一回の分量は少なめにして、その分回数を増やす事でより血糖値の低下を防ぐことが出来ます。

同様に刺激物の摂取を控えると神経の興奮を抑える事が出来るので、カフェインやアルコール類、タバコもこの時期は少し控えると効果的です。

生理前になるとむくみやすい、乳房の張りが痛いなどの症状が強い場合は、塩分摂取を控え水分の排出を促してくれる利尿作用があるものをより多く摂りましょう。

まとめ生理前の辛さは月経前症候群PMSの症状その原因と対策

このように月経全症候群には個人差もあり他人に理解されにくい面もありますが、自分の症状をしっかりと理解して上手く対処して行く事で、毎月の憂鬱な辛い時期を乗り切る事が出来ます。

あなたにおすすめの記事